リュック・ジャケ
ロロ・ピアーナとリュック・ジャケ監督を結び付けたもの、それは、ロロ・ピアーナの自然に対する敬意、自然と調和して働く人々への深い尊敬の念でした。
「私は独立したアーティストなので自分の感性とインスピレーションで題材を選択できます。エクセレントを追求する精神や職人的な仕事へのこだわりもあります。3つの世界に焦点を当てた映像三部作の監督に選んでいただき大変光栄です。ロロ・ピアーナはエクセレンスを体現するブランド。私にとってもこの依頼は特別です。稀少な繊維の歴史に飛び込むこと、それはインスピレーションに満ちた世界に浸るようなものです。」
「映画業界に携わる前は、生物と過酷な環境との関係性を研究する生物学者でした。この三部作映像のテーマはまさに私の専門分野です。そこは生物が生き抜くには地球上で最も過酷な環境。仕事も技能の習得も難しく、時間の感覚も異なれば、生存競争も在るかもしれない。私は美しいものが失われるのは悲しいことだと思っています。ロロ・ピアーナのチームと企画を進めるなかで、この3つの繊維の歴史には科学的、生態学的に重要な要素が含まれていると認識しました。ロロ・ピアーナはサプライヤーを求める単なるメーカーではありません。種の保全、自然環境の維持、生産ノウハウの研究に向けて着実に歩むブランドなのです。」
リュック・ジャケ 動画インタビュー
“モンゴルの土地や人々を撮影したいと長年思ってきました。ニュージーランドとオーストラリラの農村には行ったことがあります。 南米にもよく出向き、異国情緒、生物の多様性、アンデスの伝統文化に親しんでいます。”